なぜ日本ではアーケードゲームが人気なのか?

家庭用ゲーム機がこれだけ普及し、種類も豊富な今、昔ながらのアーケードゲームが日本でいまだに人気の理由は何でしょうか?この記事では、それを探っていこうと思います。 

アーケードゲームとは 

アーケードゲームといっても、一般の人にはどんなゲームを指すのかピンと来ないかもしれません。自宅ではプレイするコンピューターゲームやTVゲームに対してそう呼ばれますが、意味としては「業務用ゲーム機」です。つまり、遊園地やゲームセンターでおなじみの、1回毎に料金を支払ってプレイするあの機械の事を指します。格闘ゲームやUFOキャッチャーは、男女問わず、一度はプレイしたことのある人も多いのではないでしょうか? 

アーケードゲームの種類 

アーケードゲームは大きく種類分けすると、「ビデオゲーム」と「エレメカ」の2種類に分類できます。この2つ以外には、ボードゲームやカジノテーブル、TCGのデュエルスペース等を設置し、非電源のアナログゲームを運営する場合も稀にあります。カジノテーブルのみを設置したアナログゲーム専門店のような所もあり、カジノバーと呼ばれます。こういったお店は、名前に「カジノ」とつくものの、風営法上の扱いはゲームセンターと同じです。 

プレイ料金&支払い方式 

プレイ料金は地域、店鋪、ゲームの種類等により異なりますが、一般的には10~ 500円程度です。直接現金を投入する方式がほとんどですが、プリペイドカードや、その場所固有のメダルを使用する場合もあり、最近ではEdy等の電子マネーで支払える場所も増えてきています。海外では、現金の代わりに、トークンを使用する営業方法も多くみられます。これは、現金を、払い戻しができないメダル(=トークン)に予め交換させて、これを硬貨のようにゲーム機に投入させて料金とするものである。お店側には、現金をトークンの貸出機で一極的に管理する事ができるというメリットがあります。 

人気の理由 

海外では人気がどんどん落ちてきているアーケードゲームですが、日本ではまだまだ人気なのです。その理由は、日本のゲーム業界が家庭用ゲームとアーケードゲームの明確な「差別化」に成功していることにあると言われます。UFOキャッチャー等のクレーンゲーム、コスパのいい対戦型ゲーム、また、施設ならではの体感ゲーム等、自宅では味わえない+アルファの要素があるためです。日本はまだ、ゲーム先進国なのです。